潮岬キャンプツーリング
2泊4日で潮岬までキャンプツーリングに行ってきました。
走行ルート
茨城-熊野-潮岬-名古屋-茨城
詳細
実施日:2021/02/21-24
1日目
毎度毎度ですが、このツーリング自体も前々日ぐらいに決まりました。
工程は出発2時間前ぐらいに決まりました。
相変わらずの計画性がないツーリングです。
このツーリングの発端となったのは天気予報です。
21日から22日にかけて5月並みの暖かさになるとのことで、これはキャンプ日和だなと。
キャンプ用品が一通り揃っておきながら出来ずにいたのも相まり、行くことだけが決定しました。
もともとは伊勢を回ってから潮岬に行こうと思っていましたが、(その名残がこちら)無理に急いでも仕方がないということで1日目はそのまま潮岬まで行くことにしました。
出発は朝3時。
一周回っていつもどおりです。
個人的に、日が昇ったタイミングで非日常の場所にいるとお得感があるような気がして朝早くに出発してしまいます。
出発してから5-6時間ぐらいはずっと高速の上です。
今回はE1Aを通って名古屋方面に向かいましたが、時間が時間なので富士山などは一切見ることが出来ませんでした。
そりゃそうです。
出発から約3時間経った6時丁度に浜松PAで第一休憩です。
ちょうど空がぼんやりと明るくなってくる時間で、私のいうお得感が感じられます。
私は
高速道路は3時間おき、一般道は2時間おきに休憩。
休憩は長くとも15分。
と自分の中で決めているので、6時15分ごろにはもう出発です。
といってもこの時間は、PAといえどほとんどの店は閉まっているので特にという感じです。
次の休憩は…といきたいところですが、次は第一目的地「鬼ヶ城」です。
鬼ヶ城に9時30頃到着したので、高速に乗れば茨城からでも6時間程度で着いてしまいます。
三重県の南部といっても案外近いですね。
鬼ヶ城とは、侵食によってえぐれている海岸郡であり、遊歩道が整備されており通ることができます。
入場料などはかかりません。
正直この鬼ヶ城は巡りにくいです。
この地図でいうと、鬼ヶ城西口と鬼ヶ城センター間にトンネルがありますが、徒歩では通れません。
(駐車場があるのは鬼ヶ城センター側のみ)
逆に言えば、西口まで行ったら同じルートを戻ってくるしかありません。
そしてこの遊歩道、めちゃくちゃ歩きにくいです。
自然の一部なのでしょうがないですが、にしても大変です。
スニーカーですらちょっと大変でした。
鬼ヶ城はいろいろな意味で自然に圧倒されます。
次の目的地は熊野速玉大社です。
鬼ヶ城からは基本沿岸部をずっと走って行きます。
その道中には獅子岩なるものがあります。
「どこかで見たことある!」という岩です。
これが自然にできるんだからすごいもんです。
1時間弱走ると熊野速玉大社に到着です。
塗り直したのか、朱色が非常に綺麗です。
事故なく帰れますようにとお願いをし、御朱印をもらって大社をあとにします。
ここで、とうとう、事件が。
いやー、いつかやると思ってました。
スタンドを払おうと右足に重心を移したときに、右足が耐えられませんでした。
ミラーも折れてしまい、どうしようという感じです。
カウルまで破壊されていなかったのが不幸中の幸いでした。
ミラーのみの交換で済みそうなのは速玉大社のおかげなんでしょうかね。
バイク整備の記事が1本増えたと前向きに捉えることにします。
(でもショックだな…)
ミラーを養生テープで固定した状態で次の目的地「橋杭岩」に向かいます。
時間としては1時間弱ぐらいでしょうか。
ここ橋杭岩は圧巻です。
沿岸部を走ってここに到着するのですが、なにもないところから急ににニョキッと岩が生えています。
マグマが固まった岩が侵食によって残ったものとのことです。
こういうのを見ると地学って面白そうだよなとつくづく思います。
遅めの昼食をここでとり、本日の終着点「潮岬」に向かいます。
橋杭岩から潮岬は非常に近いです。
時間にして20分ぐらいです。
今回は潮岬キャンプ場というところを利用させていただきます。
キャンプ場に到着してみると、20人ぐらいでしょうか。
先客がいらっしゃいました。
うち幾人かとお話する機会があり、皆さん次の日に有給をとって21-23日までお休みにしている方が多いようです。
さすが計画的です。
社会人になると無計画な旅は難しくなってしまうのでしょうか。
そんなことを考えながらお話もそこそこに設営に入ります。
設営開始が14時ぐらいでした。
30分ぐらいで設営終了。
テントから望む大海原は素晴らしいです。
このキャンプ場近くにこんなモニュメントが有りました。
本州最南端です。
南を見ると本当になにも有りません。
1日でよく来たもんだなとつくづく思いました。
近くのスーパーで買い出しを終わらせ、夕食です。
火をおこし、ご飯を炊き、肉を焼きます。
ご飯のお供には鬼ヶ城で買ってきた海苔の佃煮を。
少しだけ甘みが強く柔らかい佃煮でした。
夕食も終え、22時頃には床につきました。
おやすみなさい。
2日目
朝3時、起床です。
こんな早くに起きた理由があります。
星空です。
周りに人工物が少ないために、非常にきれいな星空を眺めることが出来ます。
ちょうど蠍座が上がっくるタイミングでした。
コーヒーを片手に30分ぐらいゆっくりしてました。
一眼などは持っていないので写真が取れませんでした。
こういうのを経験するとカメラが欲しくなりますね…。
カップラーメンという名の朝食を済ませ、撤収です。
4時頃から始めましたが、まだ起きてる人はいないようです。
音に気をつけながら作業を行います。
6時頃、周りのキャンパーさんたちが起床してきたタイミングで出発です。
前日に行き忘れていた潮岬灯台を経由してから目的地に向かいます。
本日の第一目的地は「熊野那智大社」です。
キャンプ場から小1時間バイクに乗ると到着します。
駐車場は有料のものしかなく、那智の滝に近いところに停めさせていただきました。
駐車場から近かったこともあり、那智の滝から巡ることにしました。
少々長めの階段を下ると、そこに滝はあります。
写真を見て分かる通り圧巻です。
茨城にある袋田の滝とは違い、水が一切岩に当たらないため綺麗に滝になっています。
これぞ万人がイメージする滝という感じです。
大人300円子供200円を払うことにより滝のど真ん前に行くことも出来ます。
滝の次は熊野那智大社です。
ここで注意喚起。
以下の地図の赤い線のルートで熊野那智大社に向かいました。
このルート、めちゃくちゃ大変です。
成人男性が本気で疲れます。
お年を召した方は確実に無理です。
帰りは参道を通って降りましたが、こちらのほうが階段が整備されていて楽です。
お気をつけて。
その険しいルートを上がっていくと到着します。
熊野那智大社です。
御縣彦社も併設されており、サッカー日本代表で有名な八咫烏を祀っているとのことです。
到着したのが朝7時半頃と言うのもあり、神職の方々がお仕事されていました。
熊野那智大社から降りる際は、前述したとおり参道を通りました。
参道にはお土産屋さんが並んでいたので、やはりこちらを通るほうが良いかと思います。
お土産屋さんで那智黒という石を模した黒飴を購入し、ここをあとにしました。
次の目的地は「熊野本宮大社」です。
これで熊野三大社コンプリートです。
熊野本宮大社は少々奥まったところにあります。
車やバイクが有れば楽ですが、無いと行くまでが大変そうです。
熊野本宮大社も階段を登ります。
和歌山県の観光場所はゴリゴリHPを削ってくるので本当に注意してください。
速玉大社、那智大社ともに朱色がきれいなお社でしたが、こちらは少しベクトルが違うようです。
屋根も茅葺屋根など、趣を感じます。
私としてはこちらの大社のほうが好きかもしれません。
本日最後の目的地は「谷瀬の吊り橋」です。
生活用道路として建設された吊橋らしいです。
近くに村営の駐車場があります。
ここが一番行って驚いた観光地でしょうか。
めちゃくちゃ高いのは知っていましたが、足場がギシギシ言うのは聞いていませんでした。
いや、こわっ。
渡り口にも20人以上は乗らないでって書いてあるし…。
吊橋において、不安感が一番のスパイスです。
にしてもスパイス強すぎです。
もともと観光用に造っていないので仕方ないですが、にしてもすごい。
これは本当に行ってほしい吊橋です。
谷瀬の吊り橋からは、五条の方に降り高速で名古屋に向かいます。
名古屋の友人の家に泊めてもらい本日は終了です。
3-4日目
最終日は名古屋からベタ道で茨城まで帰ります。
道中、浜松のさわやかに寄ったりしました。
名古屋から茨城に関しては後日また行こうと思いますので、そのときに書こうと思います。
総括
全行程1600km弱の旅でした。
初のまともなキャンプツーリングということもあって、得られたノウハウが非常に多かったです。
にしてもミラーを折ったのはショックでしたが。
また近いうちにキャンプツーリングしたいですね。
今度は複数人でかな。